トレードノートは何を書けばよい?
記録ツールは何を選べばよい?
記録したけど続かなくて止めた!
こういった疑問にお答えします。
トレードノートは自分の勝ち負けのパターンが整理できるので、FXで勝つために必要不可欠です。
僕はトレードノートの正しい書き方を知ってから、FXの成績が爆伸びしました!
この記事ではトレードノートの書き方や項目だけでなく、続けやすくする秘訣も解説します。
トレードノートのテンプレートも無料プレゼントしているので、ぜひ最後までお読みください。
動画でも解説しています!
【おさらい】トレードノート・日記・日誌とは?
トレードノート(日記・日誌)とは、自分の取引を記録するノートです。
1回1回の取引を記録して、後から見返せるようにします。
勝っているトレーダーは、ほとんどトレードノートをつけています。
勝ちたいなら必須!記録の重要性
トレードノートはなぜ必要なの?
前提としてFXの目的は、トレードで勝って収益を増やすことです。
「勝つ」目的を達成するためには、自分の勝ち負けパターンを把握すると有利にトレードできます。
なぜなら勝ちパターンが来たらエントリーして、負けパターンは取引を控えれば、勝つ回数が多くなって収益が増えるからです。
例えば10回取引して5勝5負の時に、自分の負けパターンを分析して2回負けを減らせば、5勝3負で利益が増えるのです!
取引回数も10回から8回に減らせるので時間効率もUPします。
過去のトレードを記録してデータを集めれば、自分の勝ち負けの傾向が分かってきます。
トレードノートをつければ、最短最速でFXが上手くなりますよ。
記憶力が良くても記録すべき理由
人間の脳にはバイアスが働くため、先入観や偏見で実際の認識をゆがめてしまいます。
バイアスとは簡単に言うと思い込みであり、人間に共通する考え方のクセです。
代表的なのは確証バイアスで、自分にとって都合が良い情報ばかりを集めて、都合が悪い情報は無意識のうちに無視する傾向にあります。
自分の考えは正しいと思いたい心理が働くので、確証バイアスが発生するんだ。
トレードの記録をつければ、バイアスから切り離して客観的に分析できます。
トレードノートを書く行為は、FXで安定的に収益を上げるための近道になるのです。
極秘!トレードノートの書き方~内容編~
トレードノートの書き方は、大まかに次の3つに分けられます。
- エントリーする前
- ポジションを持っている途中
- 取引が終わった後
3つに分ける理由はエントリー前後では、相場が別物に見えるからです。
心理効果で後知恵バイアスがあり、人は物事の結果を見てから自分は結果をあらかじめ予測していたかのように判断する傾向にあります。
エントリーの前と後を別で記録すれば、客観的な判断が可能だわ。
またエントリーの前後を記録すると、予測力を高められます。
その理由は、相場がどう動くかを予測するトレーニング材料にできるからです。
ポジションを持っている途中に記録する理由は、感情を残すためです。
実際にポジションを持った時に感じた気持ちを書いておけば、取引が終了した後で冷静に振り返れます。
【効果的】トレードノートの具体的な書き方
トレードノートに書く具体的な項目を、4段階に分けて解説します。
重要なのは、自分のトレードに必要な項目だけを書くことです。
理由は各自のトレードスタイルが違うので、記録すべき項目が違うからです。
エントリー前
エントリー前に重要視している項目を、重要な順に並べました。
- チャート画面のスクショ
- エントリー根拠
- エントリーの目的と自信
- エントリーの方向
- 損切り位置と利確目標
- 感情の記録
- 取引金額
- 通貨ペア
チャート画面のスクショは必須で、理由は言葉で相場の形を説明するのが難しいからです。
複数の時間足を見ている場合は、各時間足に分けてエントリー根拠を書きましょう。
例えば上位足なら、上昇・下降・レンジをどのように判断したか、水平ラインやトレンドライン、インジケーターなどの値を記録します。
エントリーの目的と自信を書くのも重要なんだ。
「今回のエントリーは自分の鉄板ポイントだから自信を持って入る。」
「今回のポイントは練習中の手法だから自信がないので、取引金額を半分以下に抑えてエントリーする。」
上記のように分けておけば、別々に原因分析できます。
さらに損切り位置と利確目標を設定すれば、リスクリワード比率も分かります。
計算が面倒な時は、トレーディングビューのリスクリワード比率などを使ってスクショで残せばOK。
自分の感情や精神状態が様々なバイアスを引き起こすため、感情の記録も重要です。
エントリー時は平常心か、ドキドキしながらエントリーしたのかなどを記録すればOKです。
後から振り返ると、「焦ってエントリーしたために、過去の損切りトレードと同じような失敗をしていた」などと考察できます。
僕は過去に同じミスを繰り返していた時、感情を記録し始めて失敗の共通点を見つけました!
取引金額は、口座残高の何%をリスクにさらすのかを計算します。
決まっていない場合は、1回の取引額を口座残高の2%にする方法がおすすめです。
100万円の2%は2万円、10万円なら2,000円ですね。
2%だと多すぎて心理的負担が大きい場合は1%や0.5%にしましょう。
通貨ペアを優先順位の最後にした理由は、僕にとって必要性が低いからです。
通貨ごとの特徴があるのは事実ですが、僕の手法は通貨ごとの影響を受けません。
エントリー中
エントリー中は、次の2つを記録するのが吉です。
・相場状況
・感情
リアルタイムで感じた感情を残しておけば、エントリー前後の気持ちの変化が分かります。
例えば含み損を抱えている時に「ドキドキする」とか、「チャート画面を何回も見てしまう」などの傾向が分かれば、将来同じ状況になった時に対処しやすいですよね。
決済した後
最後に、決済した後の項目を解説します。
- 勝敗
- 決済理由(エントリー前根拠と違う場合)
- 感情
- 反省点と良かった点
- 今後の改善点
感情は決済の直後も残しておくと、時間を置いて振り返る時に有効です。
反省点ばかりだと凹むかもしれないので、良かった点を書いて自分の気持ちを盛り上げるのが重要です。
思い浮かばなければ「ナイス!」だけでも十分ね。
その他の項目
上記で解説した前提の手法は、テクニカル分析のデイトレードです。
ファンダメンタルズ分析など、上記以外の手法を使うなら必要に応じて記録しましょう。
【その他の記録項目】
・ファンダメンタルズ情報
・トレードの日付や時間帯
・スワップポイント(政策金利)
誰も教えてくれない!トレードノートの書き方3つの秘訣
トレードノートを書くため、3つの秘訣をお伝えします。
後から集計可能な内容を書く
1つ目のコツは、後から集計できる内容を書くことです。
トレードノートは、勝ち負けのパターンを把握するために書きます。
なので後から見返した時に、整理できる項目が望ましいです。
中には「直感で下降だと思ったからエントリーした!」など、記録が難しい時もあると思います。
直感を感じた理由を、深堀りできれば良くなるよ。
例えば直前のローソク足が大陰線だったとか、自分の気持ちが沈んでいるから下降だと思ったなど、何でも良いので直感から一歩踏み込んで記録しましょう。
チャート画面のスクショだけは必須
2つ目のコツは、チャート画面のスクショを必ず記録することです。
その理由はFXが上達してくると、後から見返した時に相場の見え方が違ってくるからです。
当時は買いエントリーだったが、今見れば売りが正しいと180度変わる時もあります。
なぜ負けたのか分からない場合も、後から見れば分かる時があるのです。
チャートのスクショがあれば、振り返るたびに新しい発見や自分のクセが見つかりますよ。
続かない人必見!超スモールステップで始める
トレードノートで気を付けるポイントは、継続性です。
継続は何よりも重要ね。
僕は最初から気合を入れて10項目以上つけていましたが、途中で半分やらない項目が出てきました。
しかしノート自体は記録し続けたので、手法の改善は続けられたのです。
ノートに書く内容は個人のレベルに応じて変わってくるので、自然に書かなくなった項目は不必要だと言えます。
もし書くのが面倒だと感じたら、チャートのスクショと売買方向だけでも十分です。
ノートに書く項目を少なくして、習慣化を意識しましょう。
トレードノートはアプリ?Notion?エクセル?
トレードノートは何に書けばよいの?
海外のトレーダーも含めて調査したら、紙やエクセル、スプレッドシート、onenote、Notionなどがありました。
結論、目的を達成できれば何でも良いと思っています。
- 勝ち負けのパターンを整理する
- 記録を途中でやめない
上の2つを満たすために、ご自身にあったツールを使うのがベストです。
続けるコツとして行動心理学の「続ける技術」を参考にすると、ノートを書く行動のトリガーとなる条件を整えると続けやすくなります。
例えば紙のノートを使う場合は、新品の万年筆を購入してトレードノート専用にするとか、毎日夜9時にアラームをセットしてノートを書く時間を必ず確保するなどです。
僕が使っているのはスプレッドシートです。
表形式だと一覧で整理しやすいですし、集計も簡単なので続けやすいメリットがあります。
相場のスクショは、1つのフォルダに番号順に入れています。
探しやすいですし、画像を表示した時も横移動キーでサクサク見られます。
エントリー前後の画像をパパッと送りながら見られるので、推測力がUPしますよ。
海外トレーダーはNotionで整理している方が多く、トレードごとにフォルダ分けしていました。
キレイに整理されて良い反面、見返す時はフォルダの中に入ったり出たりするので、ひと手間増えます。
なので僕はスプレッドシートを使い、一覧表形式で見られるようにしています。
3分でできる!トレードノートを実践
僕のトレードノートは、以下のスプレッドシートです!
トレードノートのテンプレをダウンロード
以下の公式LINEにお友達登録をした後、「ノート」とカタカナ3文字を送信すれば、ダウンロードリンクが手に入ります。
https://lin.ee/xIuLAdz
赤い数字は①通貨ペアと、②売買の方向、③勝敗、④エントリー前後で記録するノート部分です。
1番右側には⑤反省があり、負けた原因をパターン分けして次の分析シートと連動しています。
分析シートには負けた理由があり、自動で集計して円グラフになります。
1番多い負けの原因が視覚的に分かるため、改善点が一目で分かるのです。
勝率も自動で計算しており、引き分け(建値撤退)も考慮しています。
ノートの具体的な書き方は、動画の12分46秒から解説しています。
まとめ
FXのトレードノートについて重要性と具体的な書き方をお伝えしてきました。
最後に記事の内容をおさらいしましょう。
- トレードノートは勝ち負けのパターンが分かるのでFXの収益UPにつながる
- 記録する内容は、エントリーの前後で分けると自分のクセが見つけやすい
- 相場のスクショ画像は1番重要なので必ず残す
- トレードノートは継続が命なので、負担に感じるなら項目を減らす
トレードを記録すれば客観的に分析できるので、後から見た時にバイアスによる思い込みを避けられます。
トレードノートは、FXで勝つまでの期間を短縮してくれるんです!
1つずつ課題をクリアして、自分の勝ちパターンをぜひ見つけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
です☆