検証ソフト購入したけどやり方が曖昧…
自分に合った過去検証アプリが知りたい!
過去検証って意味があるの?
このような疑問にお答えします。
FXを過去検証すれば、勝つまでの期間を短縮できます。
僕は同じ手法を過去検証で改善し続けた結果、87倍も利益が出る手法を構築しました!
しかし過去検証のやり方を間違えると意味が無かったり、逆効果になる危険性もあるのです。
この記事では過去検証の正しいやり方や練習ソフトの選び方を徹底解説します。
後半では過去検証が逆効果になる注意点も紹介するので、ぜひ最後までお読みくださいね!
動画でも解説しています⇩
FXの過去検証とは?3つの目的
過去検証とは、過去のチャートを使って手法の有効性を確認することです。
過去10年分や20年分のチャートを使って、トレード回数を重ねることで利益が出る手法かを判断します。
過去検証とデモトレードの違い
2つの違いは、過去チャートを使うか、現在チャートを使うかの違いです。
デモトレードでは、現在進行しているチャートを見ながらリアルタイムで取引します。
どちらも本物のお金を使わない点では同じです。
過去検証の目的3つを解説します。
最適な手法を見つける
過去検証を行う最大の理由は、勝てる手法を見つけることです。
何回も取引を繰り返した時に、資産が増えなければトレード方法は間違っています。
過去検証は、自分に分かりやすい手法か試せるのも魅力ね。
・他の人が簡単に使う手法でも自分には難しい
・他の人が苦手な手法でも自分には合っている
過去検証は、最適な手法を見つけるために行います。
資産運用を計画する
2つ目の目的は、将来の資産運用を計画することです。
例えば2つの手法があり、元本がどちらも100万円スタートとします。
手法A | 手法B | |
---|---|---|
口座元本 | 100万円 | 100万円 |
利益率 | 20% | -5% |
損失額 | 120万円 | 95万円 |
手法Aは1年で20万円増えて手法Bは5万円減った場合、利益率が良い手法Aを使えば資産運用の概算ができます。
計画通りに進むわけではありませんが、何もデータがないよりも将来の計画が立てやすいです。
同じ手法でも改善していけば、資産運用の効率がUPします。
以下は僕の過去検証で、1つ目が古くて2つ目は新しい結果です。
1つ目は勝率が74%と高いですが、トレード回数が月2回なので元本が大きく伸びませんでした。
改良を加え続けたら勝率が69%に下がりましたが、トレード回数は増えて利益額が87倍に大きくなりました。
このように同じ手法でもデータを取りながら改善すると、資金効率が高くなるのです。
勝つまでの期間を短縮
3つ目の目的は、勝てるようになるまで時短できることです。
過去検証はトレード経験を多く積めるため、リアルトレードやデモトレードに比べて短期間で練習できます。
FXは知識だけでなくトレードの技術を磨く必要があるので、例え優秀な手法を知っていても実戦で使えなければ口座の資金は増えません。
過去検証は、最短最速でトレード技術を身につける近道なのです。
過去検証は意味ない?!勝ち組が検証する理由
何十年も前のチャートを使って本当に意味があるの?
過去と同じパターンが将来も繰り返される可能性は高いのです。
なぜならチャートは、いつの時代でも人間が売買しているからです。
相場に参加する人は全員、お金を儲けたいと思っています。
君も、お金を増やしたいと思うからトレードするんだよね?
トレードで負けたい、お金を散財したい人には会ったことがありません。
ですのでチャートには同じような人間心理が反映されます。
・お金が増えれば嬉しい
・お金が減ったら悲しい、怒りがこみ上げる
人の心理には共通パターンがあるため、その人間によって売買されるチャートにも共通する一定のパターンが現れるのです。
FX検証ソフトの選び方【4つのポイント】
FX検証ソフトの選び方には、4つのポイントがあります。
使えるデバイス
1つ目は、検証ソフトが使えるデバイスのチェックです。
パソコン専用ソフトなのか、タブレットやスマホだけのアプリなのか、それとも全てのデバイスで使えるか確認しましょう。
FXで本当に稼ぎたいなら、パソコン用ソフト一択だな。
その理由は、スマホはパソコンの3分の1程度しかチャートが見えないので、正しい判断がしにくいのです。
大画面タブレットでも出来なくはないですが、過去検証はやりにくいと思います。
後ほど過去検証を実践するので、タブレットでも出来そうかぜひ確認してみてください。
試したい手法の種類
2つ目に試したい手法の種類を確認しましょう。
【FX手法の種類】
自動売買
裁量トレード
例えばスマホ専用の検証アプリは、もともと入ってるインジケーターの数が少ないですし、自動売買のプログラムは組み込めないので検証できません。
使いやすさ・知名度
3つ目は、使いやすさと知名度です。
使いやすさとは文字通り、検証ソフトを使ってみた感触よ。
過去検証を継続する上で、ストレスなく使えるソフトは重宝します。
知名度の高い検証ソフトが良い理由は、分からないことを調べる時に問題解決しやすいからです。
有名なソフトなら使っている人が多いので、ネットの情報が充実していて答えを見つけやすいです。
値段
最後の確認項目は値段です。
僕が初心者の時は値段が1番重要でしたが、今では一番低い順位ですね。
なぜならFXで勝てるようになれば、練習ソフトの代金はすぐに回収できるからです。
稼げる金額が上がれば、1回のトレードで回収できます。
勝ち組トレーダーになるための先行投資と言えますね。
とはいえ失敗したくない人のために、無料で試せるものも紹介します。
おすすめのFX練習ソフト・検証アプリ
おすすめの検証ソフトを、一覧表にまとめました。
練習ソフト | フォレックス テスター | 練習君 プレミアム | FX検証 | Trading view |
---|---|---|---|---|
使えるデバイス | パソコン のみ | パソコン のみ | apple 製品のみ | 全てOK |
手法の種類 | 裁量と 自動売買 | 裁量と 自動売買 | 裁量 のみ | 裁量と 自動売買 |
使いやすさ 知名度 | 裁量で 使いやすい | MT4の 自動売買 | シンプル | チャート 分析が強み |
値段 | 19,360円 Basic セール | 29,800円 練習君 プレミアム2 | 300円 | 無料 |
フォレックステスターで自動売買を使う場合はストラテジーテスターで作成するか、自前のインジケーターファイルをフォレックステスター専用にカスタマイズする必要があります。
練習君プレミアムはMT4の検証ソフトなので、MT4の自動売買プログラムを持っているなら練習君プレミアムですぐに使えます。
迷った時は何を買えばよいの?
迷わずフォレックステスターをおすすめします。
僕は5年以上フォレックステスターを愛用していますし、カナダにあるフォレックステスター本社の開発者と直接やりとりしています。
製品開発のレビュアーとして意見交換させてもらっているので、忖度抜きでフォレックステスターはおすすめです。
【完全ガイド】過去検証のやり方4ステップ
続いて、過去検証の正しいやり方を実演していきます。
細かい検証のやり方は、動画の12分38秒から解説しています!
手法・ルールの明確化
過去検証の第1段階は、あなたの手法とルールを明確にするステップです。
どんな手法を試すのか明確でないと、せっかく検証しても効果が薄くなります。
細かく手法を設定するのが望ましいですが、初めてで難しい場合もあると思いますので言語化できる内容まででOKです。
複雑になりすぎても検証しにくいので、シンプルな項目にしましょう。
検証アプリの詳細設定
続いて、検証アプリの詳細を設定します。
前段階で作った手法やルールに合うように、時間軸やインジケーターを設定してください。
データ取り検証
ステップ3は、実際に検証ソフトを進めて検証データを取っていきます。
エントリーする前に、トレードノートを記入しましょう。
結果確認と改善
次に結果の確認と改善で、トレード回数が増えてきたら定期的に見返します。
同じようなミスをしていないか、パターン分けして集計すると勝ち負けのクセが出てきますよ。
勝てる過去検証3つのコツ
過去検証を効果的に実践するためのコツを3つ解説します。
結果がマイナスでも凹まない
1つ目のコツは検証した結果、損益額がマイナスでも淡々と進めましょう。
検証結果が悪かったことは、ポジティブに捉えれば本番トレードで資金を失わなかったので、事前に結果が分かっただけでもラッキーです。
過去検証をする人はFXを始める人の中でも一部と言えますので、過去検証しているだけで優位性があるわ。
過去検証の結果がマイナスで、凹まずに改善を繰り返していきましょう。
事前に決めた手法に沿っているか
2つ目のコツは事前に決めた手法に沿っているかを、過去検証している時に定期的に思い出すことです。
チャートを回してみて後から見てここは入れたなーと思った時、それは本当に自分の手法に合っているか立ち止まって考えると良いです。
心理効果で後知恵バイアスがあり、物事が発生した後に事前に結果が分かっていたかのように感じる思い込みがあります。
バイアスと検証する手法をしっかり区別して、記録しましょう。
一緒に検証する友だちを作る
3つ目は、一緒に検証する友達を作ることです。
過去検証は非常に地道な作業なので途中でやめてしまう場合も多いため、継続できる環境を整えるためにFX仲間を作るのも1つの手です。
僕が一番FXで伸びたのは、友だちと毎週2回オンラインで過去検証をした期間です。
特に良かったのは、自分の画面を共有しながら練習ソフトを動かしていた点です。
相手のエントリーポイントを聞きながら、自分でフォレックステスターを動かしていたので、他のトレーダーの見方を取り入れて、いろんな角度からチャートを理解できるようになったんです。
一緒に検証する人が今はいなかったり、1人でやりたい場合は、トレード回数を記録するのも有効です。
回数が積み重なっているのを見ると、自分の自信に繋がります。
逆効果かも?!過去検証の注意点
最後に、過去検証の注意点を4つお伝えします。
ここで紹介するポイントを押さえないと、過去検証の時間が無駄になったり、逆効果になったりしてしまいます。
自分に厳しくチェックする
1つ目の注意点は、検証する時は自分に厳しく実施しましょう。
練習ソフト上の結果だけが良くなるように、本来の検証とは違うやり方をしてしまう可能性をなくすためです。
例えば練習ソフトは巻き戻しができるので、エントリーポイントを過ぎた後に巻き戻してエントリーし直すことができます。
もしくはエントリーして損切りになったトレードを巻き戻してなかったことにする。
そうすると検証結果は良くなりますが、リアルトレードではうまくいきません。
ルール変更は別データにする
2つ目の注意点は途中でルールを変えたくなった場合に、検証フォルダを別にしてデータを取り直すことです。
ルールが違った手法をごちゃまぜにすると、どの手法が勝ててどの手法が負けるのかがはっきりしません。
トレードは勝率とリスクリワードなど複数の項目から手法を評価する必要があるため、1つに絞って検証しましょう。
30回以上トレードする
3つ目にデータを取る時は、最低でも30回トレードしましょう。
統計学を参考にすると30個のデータがあれば、その手法をある程度信頼できるのよ。
もちろんデータが多ければ多いほど良いので、出来る人は50回とか100回まで集められると理想的です。
複数の相場状況で試す
最後4つ目の注意点は、複数の相場状況で過去検証することです。
相場は3パターンがあるので、偏らないようにデータ取りをしましょう。
【相場の流れ】
上昇トレンド
下降トレンド
レンジ
例えばトレンドフォローのスイングトレード手法を検証する際、ドル円の2021年から2022年だけ検証していたら、ずっと上昇トレンドなので成績が良くなると思います。
しかしドル円の2015年から2021年のようなレンジ相場でも、同じように機能する手法か確かめる必要があるのです。
相場状況をパターン分けして過去検証しましょう。
まとめ
過去検証の目的や検証ソフトの選び方、実践的なやり方を解説しました。
最後に記事の内容をまとめます。
- 過去検証は手法を早く見つけられて資産運用の計画が立てやすい
- 検証ソフトは使えるデバイスや試したい手法の種類に応じて選ぶ
- 過去検証のやり方は手法やルールの明確化が大切
- 検証中は1つの手法とルールに集中
過去検証すると、勝てるまでの期間を短縮できます。
過去検証がツラい!やりたくない!と思った時は「自分の未来に投資している」と考えて踏ん張ってみてくださいね。
勝てると確信する瞬間が、きっと訪れますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
です☆