・FXの環境認識ってなに?
・環境認識して勝てるようになりたい!
こういった悩みを解決します!
- FXの環境認識とは?【一番大切です】
- 環境認識のやり方と注意点を初心者目線で解説
FX環境認識とは?
FXの環境認識とは、相場が今どの状態なのか?を判断することです。
具体的には、
- トレンドが発生してるのか?
- レンジでもみ合ってるのか?
- どちらか見分けがつかない相場なのか?
を知ること。
相場の現状を知ることはトレードをする上で一番重要と言っても過言ではありません。
なぜ環境認識が大切なの?
勝率や手法に大きく関わってくるためですね。
例えば上昇トレンドが発生しているとします。
▼トレンドの方向に沿って売買すれば利益を伸ばしやすいですよね。
では上昇トレンドの相場で、自分の環境認識が違っていたら?
例えばレンジだと考えていれば、高値で売るを繰り返して、負けが続いてしまいます。
なので環境認識は、手法の選択よりも重要な役割を果たします。
以上を踏まえて、トレード完結までの流れは以下です。
- 環境認識で現在の相場を知る
- 自分の手法が機能しそうか判断する
- OKなら実際にトレード、NGなら見送る
環境認識する上で重要な考え方
環境認識する上で必要なのは以下の2点。
- シンプルに考える
- BUY/SELL両方の目線で捉える
1つずつ説明していきますね。
①シンプルに考える
環境認識は、①トレンドか、②レンジか、③それ以外か、の3つに分類するとシンプルで判断しやすいですね。
判断する時の指標で一番利用されるのが「ダウ理論」になります。
▼図示すると上昇トレンドは高値と安値が両方切り上がってる状態。
▼下降トレンドは、高値と安値が切り下がってる状態。
▼レンジは高値安値がそろってる状態です。
ここまではどのサイトを見ても載ってる情報ですよね。
リアルの相場は高値/安値がいり混じってるから混乱して困ってる…
たしかに実際の相場では判断が難しい場面が多いですね。
▼例えば2022年5月のEURUSD 1時間足のチャート
こういう場合はどうするの?
FXを始めたばかりで混乱する場合はエントリーしないのが正解です。
投資の神さまと呼ばれるウォーレンバフェットは「投資の世界に見送り三振はない」という名言を残しています。
つまり、”待つのも相場”です。
ただしエントリーしなくても、その後の値動きを確認することで自分の成長につながります。
▼先ほどのEURUSDのその後です。
「2段階の調整があってから上昇するパターン」もあることが分かりましたね。
すると次回から、2段調整する値動きも想定したトレードができるためエントリーの精度が向上します。
これを一つずつ積み重ねることで勝てるトレーダーになっていくわけですね。
②BUY/SELL両方の見方を取り入れる
難易度は上がりますが、環境認識の時にBUYとSELLの両方の目線を取り入れることで、より安全なトレードが可能です。
理由は、相場は自分の都合では動かないため。
自分が買いたいと思うと、価格が上がる根拠ばかりが目につきます。
するとBUYにしか見えなくなり、絶対に上がる!という誤った妄想を生みます。
その結果、大きなロットで勝負して一発退場なんてことも。
「相場は恐怖と欲望でできている」といわれる通り、お金が関わると自分に都合よく見がちですよね。
なので冷静に判断するためにも、両側の根拠を考えます。
BUY/SELL両方は混乱しちゃう。
こういった悩みをお持ちの方は次の章でコツを解説します。
環境認識で迷わない2つのコツ
①上位足を見る
上位足は下位足よりも強い根拠として効きます。
なので迷う時は1つ上の時間軸で見ると分かりやすくなりますよ。
▼先ほどの例で、2022年5月のEURUSD。1時間足だと押し目戻り目が多くて迷います。
▼4時間足で見たのがこちら
押し目が一つに見えますよね。
なので「4時間足では上昇トレンド、1時間足は上目線だが調整で下げている」と考えることができます。
上位足を使った環境認識ができれば、トレンドに乗れて大きく利益を伸ばすこともできますよ。
②インジケーターを使う
ダウ理論が分かりづらい場合、インジケータ-を使うのも一つの手です。
代表的なインジケーターは以下の2つ。
- Moving Average
- ZigZag
どちらのインジケーターもMT4/MT5やTradingViewにデフォルトで入ってるので、誰でも試すことができますよ。
Moving Average
MovingAverageは、移動平均線ですね。
ある期間のローソク足を足した値を結んだ線です。
MAの傾きでトレンドかレンジかを判断する助けになります。
参考までに↓
ZigZag
ZigZagは自動で高値と安値を判定して線で結ぶインジケーターです。
高値と安値はある一定の計算式にしたがって算出されるため、ブレない判断が可能です。
初心者の人で、ダウの見かたにバラつきがある時は参考に使ってみるのも手ですね。
インジケーターはチャートを見やすくしてくれるツールですが、使い過ぎには注意です。
理由は、判断材料が増えすぎるため。
判断材料が増えると、どれに従ってよいか分からなくなりますし、勝ち負けの理由が分からないので次に活かせません。
次に活かせなければギャンブルトレードと一緒なので、運任せのトレードになってしまいますよ。
なので、インジケーター1個ずつ使って自分に合ってるか検証していくのがおススメです。
まとめ:環境認識は勝敗に直結する!
初心者がFXで環境認識する時の注意点とコツを解説してきました。
おさらいすると、環境認識で大切なポイントは下記2点。
- シンプルに考える
- BUY/SELL両方の目線でとらえる
さらに、迷わないコツは以下です。
- 上位足をみる
- インジケーターを使う(MA、ZigZag)
相場の現状を理解して、精度の高いFXトレードを!
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