FXの大衆心理はトレードに必須!実践で使える3つの読み方を紹介

当ページには広告が含まれる場合があります。
FX 大衆心理

FXでは大衆心理が大切って聞いたけど?
チャートで大衆心理の読み方が知りたい!
大衆心理が難しくて読めない時の対策は?

こういった疑問にお答えします。

大衆心理が分かれば、チャート上で注文が集中するポイントが見えてくるので、他の投資家よりも一歩先に動けます

チャートは大衆心理から出来てるので、トレードに必須の技術ですよ!

この記事では大衆心理の特徴や重要性、実際のチャートから大衆心理を見抜くコツを分かりやすく解説します。

記事の後半では、大衆心理が難しいと思う人の対策も紹介しているので、最後まで読んでくださいね!

タップできる目次
この記事を書いた人

✅デモトレ世界大会上位5%

✅FXサロンasobi共同運営

✅国家資格のFP保有

5年かけて常勝トレーダーに

✅5大陸31カ国を旅行

ショウ
です☆

【最重要】FXの大衆心理とは?

大衆心理とはFXチャートの動きそのものを指しているため、トレードする時に必須の考え方になります。

チャートが動く理由は、市場に参加した投資家たちの売買が成立するからです。

具体的には買い手と売り手の取引が成立することで価格が形成され、価格が連続したものがチャートになります。

買い手と売り手

なのでチャートは全ての投資家の心理を反映したもの、つまり大衆心理と言えるんです。

大衆心理を理解できれば、チャートのどこで売買すれば利益が出やすいか?を予測できるようになります。

大衆心理を把握する重要性

前述の通り、チャートは大衆の総意で動いています。

大衆の判断基準を知れば、一歩先に動いて取引できます!

大衆の判断基準とは、相場に参加する投資家一人一人の「主観を合計したもの」です。

個人の注文が集まりやすいポイントを見抜くことで、大衆が作り出すトレンドを利用する側に回れます!

知らなきゃ損!大衆心理を見抜くコツ

大衆心理を見抜くコツは、自分を含めて相場にいる投資家の気持ちを分けて考えることです!

相場参加者の心理(3種類)

相場には次の3パターンの投資家が存在しており、それぞれの立場で自分の利益が増えるように考えています。

チャートに参加する投資家の種類
  • すでに買っている投資家
  • すでに売っている投資家
  • これから新規売買する投資家

上昇トレンドで例えてみましょう。

上昇トレンド 投資家 心理

①既に買いポジションを持っている山田さんと鈴木さんは、価格が上がれば利益が増えるので更に上がってほしいと思っていますよね?

反対に②既に売りポジションを持っている田中さんは、価格が上がれば損失が膨らむので下がってほしいと考えてるんです。

そして③のこれから取引する高橋さんや池田さんは、それぞれBUYやSELLを狙っています。

このように各々の立場を場合分けして考えていくと、利益確定や損失確定の注文がどこに集中しそうか?がチャート上で推測できるようになります。

だから大衆心理は大事なんです。

自分の心理

大衆心理を読むのに加えて、自分の心理状況も把握しよう。

なぜなら人は、自分が置かれている立場で見方が変わるためです。

例えば自分が買いポジションを持っている時は、儲けるために更にチャートが上がってほしい!と考える人が多いハズ。

売りポジションなら、その逆で下がってほしいですよね。

このように自分の置かれた状況によって色々な心理的バイアスがかかって、冷静にチャートが見られなくなるんです。

どのようなバイアスが存在するのか事前に分かれば対処しやすいので、次の章で解説します!

バイアスとは?

バイアスとは偏見や偏った見方、先入観を指しており、認識の歪みや思考の偏りを表す言葉です。

心理バイアスは、直感や先入観に基づいて非合理な判断を下してしまう心理現象を指します。

トレードに影響する心理バイアスの種類

次の5つは、FXトレードに影響する代表的な心理バイアスです。

正常性バイアス

正常性バイアスとは、異常事態が起こっても「まだ大丈夫」とか「自分だけは大丈夫」と考えて心を落ち着かせようとする働きです。

FXにおいて正常性バイアスは、自分勝手な思い込みにつながるわ。

損失が出ている時に「まだ大丈夫、自分だけは助かる!」などと考えているうちに、損失を拡大させてしまう可能性があるんです!

プロスペクト理論

プロスペクト理論とは、損失を避けようとして合理的ではない選択をすることです。

例えば1万円を手に入れるよりも、1万円を損する方が精神的にキツく感じます。

FXでポジションを持っている場合、次のように不利に働きます。

①利益が出ている時:早く利確して利益を得たい
②損失が出ている時:取り戻したいと思ってリスクを取る

結果として損失が大きくて利益が少ない「損大利小」の状態になって、元本が減っていくんです。

サンクコスト効果

サンクコスト効果とは、今までに支払ったコストに対して「もったいない」と感じて、非合理的な判断をすることです。

例えば長く付き合っている異性がいて別れたいと思っても、今まで付き合ってきた時間や費やしたお金がもったいないと感じて、ズルズルと関係を続ける心理状況になります。

FXで言えば何回も買い注文を入れて損切りになっていて、既にBUYの根拠がなくなっても更に買い続ける行為です。

冷静に考えれば下降だと分かっていても、今までの損失が「もったいない」と感じてナンピンしてしまいます。

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、大勢の人が支持する物事に同調する心理効果です。

バンドワゴンとはパレードの先頭にいる楽器隊が乗る荷馬車であることから、賑やかな場所に人が集まりやすい傾向を指します。

FXのチャートが、急激に上がっている状況を想像してみてくれ。

飛びついて買いポジションを持った途端、すぐに価格が下落して損切りされた経験はありませんか?

価格が上がっているのは、既に他の投資家が先に購入していることに他なりません!

なので、上昇後に買っても既に手遅れが多いです。。。

ジャムの法則

ジャムの法則とは、選択肢が多いと選びにくい心理効果です。

アメリカの実験で24種類と6種類のジャムを販売した時に、6種類の購入率が高かったことが分かっています。

FXで言えば売買判断にマイルールを作り過ぎたり、インジケーターを多用すると、優先順位が付けられずに混乱して結局エントリーできません。

インジケーターが多いチャートs

上記のようなチャートで取引しているなら、見直しが必要です!

実践的な大衆心理の読み方

代表的な心理バイアスが分かったところで、実際のチャートを使った大衆心理の読み方を解説していきましょう。

例題はUSDJPYの2023年11月6日の日足チャートで、現在価格が右の縦線です。

需要

次の3つに分けて解説していきますね。

すでに買っている投資家

既に買っている人とは、例えば①-1や①-2でエントリーしています。

需要 買い

現在は利益が出ているので、これから買い増しするよりも利益確定の売りをする可能性が高いです。

現在価格が前回高値近くまで来ているため、反発して下がる可能性もありますよね?

なので今利益が出ている状態で、買い増しするのはリスクがあるんです。

更に買い増して利益を増やしてやる!と思う人も中にはいますが、リスクがあるため少数派になります。

すでに売っている投資家

既に売っていた人に該当するのは、②です。

需要 売り

なぜなら前回高値なので下降すると予測して、打診売りをしているためです。

そして現在価格がもう一度上がってきた状態なので、本格的な売りを入れる可能性があります。

理由はダブルトップになって下がると予測できるためです。

これから新規売買する投資家

これから新規売買する人は、赤い水平線を超えたら買う投資家と、水平線の手前で売る投資家がいるでしょう。

新規売買する投資家

水平線を超えれば、上昇トレンドが継続するためブレイクアウトの買いになります。

水平線の手前で売るのは、ダブルトップの反転を狙ってるよ。

結果:売りが優勢

①~③をまとめると現在価格では売りが多いため、チャートは下がりやすいと予測できます。

その後、実際の結果は下がりました。

USDJPY

このように相場に参加する投資家それぞれの立場を考えることで、注文の集中する場所を把握しやすくなるんです!

必見!大衆心理が読めない時の対策

初心者

3種類の投資家がいるのは分かったけど、私には難しい。。。

解決策は「100人の多数決」よ!

相場に参加している投資家を100人と仮定して、多数決を考えると大衆心理が読みやすくなります。

大衆心理 VS

チャートは相場に参加している人の数が多い方に動くため、100人中自分と同じ考えが何人いるか?を予測すると有効です。

3つの参考例

100人中70人が上向き(LONG)なら、チャートは上昇します。

大衆心理 上昇多い

もし100人中100人とも上向きなら、チャートは急騰するんです!

大衆心理 急騰

そして買いも売りも50人ずつなら、上がりも下がりもしないレンジになります。

大衆心理 レンジ

このように相場参加者の何%が自分と同じ目線なのかを考えると、大衆心理を把握しやすいですよ!

大衆心理を使ってトレードする手順

では、実際に大衆心理を使ってトレードする手順を紹介します。

判断基準を絞る

最初に次の3つを売買判断する時の基準を決めましょう!

・エントリー
・損切り
・利確

判断軸を決めないと、いざチャート分析した時に迷うからです。

・ダウ理論を使うのか?
・エリオット波動も見るのか?
・インジケーターは使う?使うなら何をどんな風に使う?

全て決めるのが難しい場合は、ひとまずエントリーだけ考えて最小ロットでエントリーしてみましょう。

損切りは失っても痛くない金額にして、利確とのリスクリワードを1:1にします。

相場参加者の心理を考える

相場参加者とは前述の通り、3種類のプレーヤーに分けて考えましょう。

チャートに参加する投資家の種類
  • すでに買っている投資家
  • すでに売っている投資家
  • これから新規売買する投資家

自分の気持ちを客観的に考える

続いて自分の心理状況を、次のように客観的に分析しましょう。

エントリー前の問いかけ
  • 既に買っている投資家の心理に近づきすぎていないか?
  • 売っている投資家の心理に近づいていない?
  • 新規売買する他の投資家はどう考えて行動するか?

特に自分がポジションを持っている時は、思考が偏りやすいので要注意よ♪

エントリーする

ここまで来たら後は、エントリーのみになります。

エントリー前に損切りラインは、必ず設定してくださいね。

FXで損失原因の第一位は、損切りができなかったことだと金融先物取引業協会のアンケートで分かっているためです。

金融先物業取引協会 損失アンケート
金融先物業取引協会

損失は元本の2%以下に抑えて、大損しないようにしましょう。

まとめ

FXの大衆心理の重要性と、チャート上で見抜くコツを解説してきました。

最後に記事のおさらいです。

まとめ
  • FXの大衆心理を読み解くことは、トレードに必須
  • 全ての投資家の心理を反映した結果がチャートである
  • 大衆心理を見抜くコツは、3種類の相場参加者を分析すること
  • エントリー前に自分の心理状況を把握することが大切
  • 大衆心理が読めない時は、100人の投資家の多数決を考える

大衆心理が分かれば、チャート上で注文が集中するポイントが見えてくるので、他の投資家よりも一歩先に動けるんです!

自分がポジションを持っている時は、心理バイアスに陥りやすいので注意してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

FAQ

FXが危ない理由は何ですか?

FXはレバレッジを賭けて大きな金額を取引できるため、損失も大きくなり得るためです。

しかし正しい資金管理とトレードをすればFXは危ないものではなく、大きなメリットになります。

>> レバレッジとは

FXで負けている人はどれくらいの割合ですか?

金融先物取引業協会のアンケート結果から、FXで負けている人の割合は39.7%です。

一方でFXを1年以上続けている人は全体の1割未満であることから、勝てなくて辞めた人も多数いると推測できます。

FXで儲かる理由は何ですか?

FXで儲かる理由は、為替差益スワップ収入の2種類になります。

為替差益の方がスワップ収入より10倍以上の時間効率が良いです。

>> FXで利益が出る2つの仕組み

FXの逆張りの心理は?

逆張りの心理は、相場が行き過ぎていると感じるために発生します。

例えば上昇トレンドが強く継続している時、高値圏になればなるほど買い支えが少なくなるため反転すると予測しているんです。

逆張りするトレーダーはオシレーターを使い、売られ過ぎ・買われ過ぎといった相場の過熱感を見ていることが多いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次