
FXのロングとショートってなに?
ロングとショートを取るコツはあるの?
このような疑問にお答えします。
FXのロングとは買い注文のことであり、ショートは売り注文を指します。



ロングとショートを取る秘訣は、ショートが短い理由を知ることです!
両者の違いを把握すると、チャートが下落する理由が分かるのでトレードの精度が上がりますよ。
この記事ではロングとショートの特徴や違いに加えて、ショートが短い理由を分かりやすく解説します。
記事の後半ではロングとショートを極めるたった1つの方法を紹介しているので、最後まで読んでくださいね。
FXのロングとは?
ロングとはFXの買い注文であり、英語でBUYを指します。
米ドル円でロングするとは、USDJPYでは日本円で米ドルを買う状態です。


上の図で言うと、米ドルが安い100円の時に日本円で購入して、高くなった150円で売ることで日本円が稼げます。


本来のショートとは?
ショートとは、FXで売りの注文を出すことであり、チャート画面ではSELLです。


USDJPYなら先に米ドルを売って、後で買い戻すことで利益になります。



ショートを、ぬいぐるみを売る例で分かりやすく解説しましょう!


①で左側の女の子が、テディベアを右側の女の子に150円で売り、②で合意します。
後日、、、
③で右の女の子は、テディベアが不要になったため売りたくなりました。
④で左側の女の子と100円で売り返すことで合意です。
この時、左側の女の子から見ればテディベアを「買い戻し」してますよね?
これがショートの買い戻しになります!
知らなきゃ損!ロングとショートの違い
ロングは緩やかに上昇し、ショートは急降下する場合が多いです。


相場格言では「上げ100日下げ3日」とか、「天井三日 底百日」のように言われます。


リアルチャートなら、上のように上昇は14日かかっていて、下降は5日で全部を戻しています。
売りがショートと呼ばれる背景とは?



なぜ売りはショートと呼ばれるの?



2つの背景があると言われてるわ。
①チャートが早く下落するから
②株式相場の特性
②は株式で利益を得るには、買った株を長期保管するのが基本戦略であるためロングであると言われてます。
一方、株式で売るのは「空売り」と呼ばれ、売るための株を借りてから売る作業なので、最終的に返す必要があります。
つまり株式の売りは、買いと違って返す期限があるため、短い期間で売買を成立させるからショートと言われる説があるんです。
必見!ロングとショートを取るコツ
両者の違いを把握できれば、値動きが今までより予測しやすくなってエントリー精度が上がります!
詳しく言うとショートがロングより短い理由を深堀ることで、相場の本質が分かるので適切な戦略で取引できるんです。
ショートが短い理由①自然の摂理
自然の摂理とは重力を指します。



モノは高い所から低い場所へ落ちる時に、自重で加速がつくよね?
逆に押し上げる時は力を使うため、ゆっくりにならざるを得ません。
チャートも同様で人が売買するため人間心理が反映されて、ショートが早く落ちやすいんです。
またバンジージャンプやジェットコースターのように、下降はスピードが出やすいため恐怖を覚えます。
つまりショートは本能的に、恐怖を覚えやすいのです。
ショートが得意な人は本能に打ち勝てる人であり、冷静沈着だったり論理的思考が得意な傾向にあります。
古い脳(大脳基底核)は報酬に基づく直感的な意思決定に関与し、新しい脳(大脳皮質)は論理的な意思決定を行います。
参考:人の行動を決める古い脳と新しい脳
逆にロングが得意な人は、直感寄りの考え方である可能性が高いですね。



ちなみに僕はロングが得意で、もともと論理よりも感情派なので合ってます!
そもそもショートは本能に逆らうため、得意な人は少ないかもしれません。
このようにFXは自己分析も重要ですよ!
ショートが短い理由②需要と供給
続いてショートが短い理由の2つ目は、需要と供給が関連します。
<前提知識>チャートの値動きが変化する理由
チャートの価格が上がるのは、欲しい人(需要)が、売る人(供給)よりも多いからです。
以下はNHKの需要と供給を参考に説明しています。
価格が高ければ、購買意欲は減ります。


トイレットペーパー1個が5万円なら、我慢しようか考えますよね。
一方で、高く売れれば儲けが増えるので供給も増えるんです。


需要が釣り合って、売り手も買い手も希望通りに取引できる価格を均衡価格と呼びます。


需要が高まる時は、基本的にゆっくりです。
例えば、自分が何か欲しい商品がある時は、類似商品や他のお店と値段を比較して検討しますよね?
人付き合いの例で、誰かと結婚する時も会った当日に結婚はしないハズ。



一方で需要が落ちる時は速いぜ。
例えば、買った商品に欠陥が見つかったら返品したり、その商品やメーカーからは買いたくないと思うはずです。
人付き合いでも、知人が性格が悪いことを知ったり、犯罪を犯したらすぐに距離を置きたくなります。
需要と供給のスピードが違うことをお分かりいただけたと思います。
また価格が一度落ち始めると、理由がなくても感情的に投げ売りするのが「パニック売り」です。
例えばFXで1時間1万円ずつ増えていたのが、5分で1万なくなったら焦りますよね。



理由は分かったけど、トレードにどう結び付くの?
ロングとショートの特徴を知ると取引しやすい!
前述のような基本や原理原則を知ることで、トレードの精度が上がるんです。
具体的には需要と供給の観点から、次のことが腹落ちします。
- 既に買っているトレーダー
- 既に売っているトレーダー
- これから新規売買するトレーダー
- 自分
需要曲線で、「価格が高ければ購買意欲が減る」の原則に対して、次のように考えます。
①既に買ってるトレーダーは、更に買い増ししたい価格帯か?
②既に売ってるトレーダーは、更に売り増ししたい価格帯か?
③新規参入トレーダーは、ここから買いたいor売りたいと思うのか?
このように確認することで注文が集中するポイント、つまり大衆心理が理解できるんです!


ロングとショートを極めるたった1つの方法
極める方法は、ロングかショートの片方だけを練習することです。
なぜなら、一方向に目線を固定するとブレないからになります。



FXはBUYかSELLの2通りだけでシンプルだから余計迷うのよ。
例えばサッカーで向かって左側がゴールの時、シュート直前にゴールが反対側と気づいたら大ピンチですよね?


しかし、一方向に進むなら迷わないんです!


まとめ
FXのロングとショートについて、その特徴と違いを徹底解説しました。
最後に記事のまとめです。
- ロングよりショートは期間が短くて速い
- ショートが短い理由の1つは重力で、2つ目は需要と供給
- ショートは本能的に恐怖を覚えやすい
- 相場にいる3種類のトレーダーと自分の心を読む
- 買いか売りの片方だけを練習すると目線がブレない
ロングとショートの得意・不得意は、自分の性格と関連します。



なので自己分析すると、FXは上達が早いですよ!
この記事があなたのFXライフのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
です☆